さて、あなたが異文化を理解するとき、どんなことが必要だと思われますか。
異文化理解には、いろいろなアプローチがありますが、多くの方は、外国語を覚えるということに目を向けられるようです。
でも実は言語の習得よりももっと大切なものがあります。
異文化を理解する上で、言語習得以上に私が大切に思っていることは、対象とする文化圏の人々が、どのような文化を持っていて、実際にどのような暮らしをしていて、どのようなことで日々、心が動かされているのかを知ることです。
続いて、異なる文化を持つ人々に対して、どういう心構えで接していけばよいかという「心のありよう」を適切なものに構築しておくことがとても大切です。
こういったことはあまり教えてくださるところも書物も少なく、私自身が失敗を重ねながら学びとってきたものです。
そこで私は、10年ほど前から、自分の経験を元に異文化レクチャーを行い始めました。
私はこれまで通訳ガイドというお仕事を通して、アイスランド、パプアニューギニア、マラウイ、ブラジル、チリ、インド、パキスタン、タンザニア、フィンランド、タイ、ベトナム、中国、韓国、旧ロシア、エストニア、リトアニア、インドネシア、イスラエル、トルコ、チェコなど、世界80ヶ国以上のお客さま、そして、その文化に触れてきました。
その経験で得た知恵をこれから国際交流をおこなっていく方々にシェアしたいと思っています。
また、自分自身が外国に住んでいた体験も含めて、外国のお客さまに接するとき、どのように対応していけばいいのか、また、外国に住むときには、どういった心構えで、暮らしていけばいいのかということを経験ベースでお伝えしたいと思います。
レクチャーの内容は、これから初めて外国に行ってホームステイなどをする中学生や高校生にも役に立ちますし、また、外国に住んで現地従業員と交渉する必要がある人たちにも最適なものだと思います。
企業や学際機関の海外研修出発前や、中学・高校の国際科などの講演にも最適です。また、通訳ガイドの養成するレクチャーも長年おこなっています。
これまでおこなった異文化レクチャー/通訳ガイド養成レクチャー(例)
・日本ってどんな国? 大阪市立東高等学校にて(2013年)
・被災地でのコミュニケーションと日本人
日本ビジネスコミュニケーション学会にて(2012年)
・通訳案内士という仕事 広島県立安芸府中高校にて(2011年)
・通訳ガイドからみる異文化体験 異文化談話会にて(2010年)
・異文化コミュニケーション学会 学会員に対して(2010年)
・同志社大学にて カナダへの留学生に対して(2010年)
・貿易アドバイザー協会関西支部にて(2010年)
・立命館中学校にて 異文化セミナー(2009年)
・広島安芸府中高校国際課にて 異文化セミナー(2009年)
・新人ガイド研修のメイン講師(関東、関西両方)(2000年〜2008年)
・異文化コミュニケーションセミナーアシスタント講師(2002年)
・異文化間コミュニケーションスキル研修(GICSSジックス研究会)(2001年)
・通訳ガイド新人研修講師(GICSSジックス研究会)(2001年)
・異文化コミュニケーションスキル研修(2001年)
・通訳ガイド新人研修講師(GICSSジックス研究会)(2000年)
・運輸省国際観光ワーキングセミナー講師(2000年)
勝井まりが講師として参加した通訳ガイド養成レクチャーがマスコミに取りあげられました。
『通訳翻訳ジャーナル』2007年6月号
ご参考までに、下記リンクよりダウンロードしてください。
↓ ↓ ↓
「0706_KatsuiMariArticle.pdf」(PDF書類:約4.5MB)
『通訳翻訳ジャーナル』2000年5月号
ご参考までに、下記リンクよりダウンロードしてください。
↓ ↓ ↓
「0005_KatsuiMariArticle.pdf」(PDF書類:約3MB)
異文化レクチャーのテーマ(例)
・異文化とはそもそも何なのか
・異文化と接するというのはどういう事なのか
・国際人とはどんな人か
・国際人になるにはどうすればよいか
・日本の、私たちが普段気がつかない日本人の特性とは何なのか
・異なる文化を持つ人たちとどう接していけばよいのか
・語学の点でどういうところに気をつければよいのか
・日本人としてどのような意識を持つべきか
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[勝井まりのお客さまの声]
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まりさんと出会ってから、他のガイドさんに
お願いしたことはありません。
広島県立安芸府中高等学校国際科主任
殿重達司様
勝井まりさんとは私が東京で企業に勤務していた時からのおつきあいで、かれこれ20年余りが経過しました。
外国からのお客様(正確にはprospect、潜在顧客)をよく箱根に連れて行っていましたが、まりさんは、いろいろとお願いした中で最も優秀で信頼の出来る通訳ガイドさんでした。まりさんと出会ってから、他のガイドさんにお願いしたことはありません。
その後、私は教職に転職し、2回目の転勤で国際科のある高校に勤務することになりました。昨年、現任校5年目を迎え、科を仕切るようになりました。
科の名前で明らかなように、国際理解教育が大きな売りの一つです。内容はすべて本物(authentic)であることを自らに課しています。私が直接知っていて、確信の持てる方しか招聘しません。はずれは許されないのです。
そうなのです。まりさんを招聘するのも今から考えると実は時間の問題だったのです。昨年の11月にまりさんを私の学校に招くことができました。
講演を聞いた生徒の感想をお読み下さい。self-explanatory、つまり一目瞭然です。また一つ自分の夢が叶った瞬間でした。
Mr.T in Hiroshima
生徒感想
「ただ英語ができるだけでは異文化交流にはならないということに気づきました。まりさんの仕事は楽しそうな反面、大変なこともたくさんあるのだなと思いました。
自分が好きなことから英語を上達させる(好きなことについて英語で読んだり聞いたりしてみる)のがいい方法だと聞いて、自分もやってみようと思いました。もっと勉強して、まりさんのようになりたいです。」「ただ世界に出るということを考えるのではなく、世界に出るために自分の国を見つめ直すことも、とても大事だと思いました。」
「色々経験しながら学んでいくことが大切なのだと思った。自分の国をきちんと説明できた上で外国についても、たくさん知ると異文化理解が深まると思った。」
「日本の中にいると気付かないことも多いから一度外国に行って、帰ってきたときにそれを実感してみたいと思った。せっかく広島に生まれたのだから自分たちにしかできないこと、発信すべきことを見つけたい。」
「とてもおもしろい話で興味津々でした。勝井さんの話を聞いて、もっと自分お国のことを知って、外国のことをもっとたくさん知りたいと思いました。」
「実体験をもとに色んなお話が聞けて良かったです。日本の素晴らしいところを改めて知ることが出来ました。国際科に通う一人として、自国のことや異文化のことを理解し尊重し、国際交流をこれからも積極的にしていきたいです。」
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異文化理解で一番大事なことは、自分がまず心を開き、そして、相手にも心を開いていただくということです。
幸せを願う人の気持ちは万国共通です。
「ちがう」という視点にフォーカスするのではなく、自分たちで「シェア」できるものを見つけていこうという気持ちで接することが、異文化交流の秘訣です。
流暢な言語能力だけで、文化の壁を越えることはできません。
でも、心構えひとつで、相手の心の扉を開くことは可能です。
その具体的な扉の開き方をこの異文化レクチャーを通じてお伝えいたします。
異文化レクチャーのご依頼について
ご依頼いただけます場合は、スケジュールの調整が可能なかぎり、お受けさせていただきたいと思っております。
ご依頼・ご相談は、このページの末尾にあるメールアドレス、あるいは携帯電話(お急ぎの時など)へご連絡ください。
メールやお電話にて仕事をお受けすることもできますが、打ち合わせではなるべく顔をあわせてお話できる状態を理想と考えています。
料金につきましては、ご相談ください。
それでは、新しきご縁を楽しみにしております。
ありがとうございます。
amor e paz
2020年吉日
勝井まり